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TOP画像 07/9/25 

TOP画像No,37 2007/9/25〜2007/11/6
旧国鉄士幌線タウシュベツ橋梁
撮影日:2007/9



一年のうち特定の時期のみ、その姿を現すコンクリートアーチ橋があります。
北海道上士幌町の糠平湖に存在する旧国鉄士幌線タウシュベツ橋梁です。

士幌線は根室線の帯広を基点として北上し、1939年に十勝三股まで開業。
農産物や木材の輸送で栄えましたが、時代の流れと共に需要は減少し、
1988年に廃止されました。
当初は石北線の留辺蕊に至る計画でしたが、結局は実現せずに終わります。
この路線は美しいコンクリートアーチ橋を多数持っているのが特徴で、
それは現在にも多数残り、東大雪アーチ橋群として北海道遺産に指定されています。
そんな士幌線の現役当時、1956年に完成した糠平ダムに沈むために新ルートに
付け替えられた区間があり、タウシュベツ橋梁はその水没区間に存在します。
つまり、廃線の旧線に、この橋はあるのです。

例年冬から春にかけてダム湖の水位が低くなる時期に
この橋は陸上に姿を現しているのですが、
ダム湖の水位が高くなるにつれてだんだんと水中に沈んでいき、
秋頃にはほぼ完全に水没してしまいます。
これが、タウシュベツ橋梁が幻の橋と呼ばれる由縁です。

廃止後半世紀にも渡って水没を繰り返してきたこの橋は
もともとの造りがそれほど頑丈ではなかったこともあり
目に見えて風化を重ねており、遠からず崩壊する運命にあります。

しかしこの橋は保存のための手入れはされていません。
それでいいのでしょう。滅び行く橋だからこそ、タウシュベツ橋梁は
こんなにも美しいのだと思います。もし人工的に今の姿を保たせる加工を
施してしまえば、この橋の魅力は半減してしまうことでしょう。
どんなに素晴らしい人工物も、いつかは自然に還る。
全く当たり前なこの事実を、この橋は私たちに教えてくれているのだと思います。

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□位置 - mapion(外部リンク)


[2008/07/19 10:27] TOP画像 | TB(0) | CM(0)

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