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とうとう開通!創成トンネル! 

本日2009年3月24日16:00、創成トンネル
通称"創成川アンダーパス"が供用開始されました。
トンネルの延長は約900m、上下線にそれぞれ2車線で一本ずつ建設されています。



一般に石狩街道や創成川通と呼ばれている道の南側約1.1km区間には、
もともと2箇所のアンダーパスが存在していました。
今回の創成トンネルはその二本を一本につなぎ合わせたものです。
これによって、旧来の2アンダーパスでは避けることの出来なかった複数の交差点をも
くぐって一挙に南北を通り抜けることができるようになったのです。

上り線を走行した動画を掲載します。
陽が落ちる直前の撮影なので少々暗いのですが
よろしければご覧下さい。






↓は以前の状況を描いた図です。左右が南北方向、上下が東西方向です。



創成川通は名前の通り創成川を挟んでそれぞれ4車線の上下線が併走する道です。
片側4車線のうち外側2車線は地上を進み、内側2車線はアンダーパスに入っていました。
アンダーパスはご覧のように、国道12号と国道36号という主要な2交差点を回避したものです。
創成川通のこの区間は札幌でも最も混雑する区間の1つであったため、
とりわけ混雑するこれら交差点を回避できるのはとても効果的でした。
しかし両アンダーパス間にある数本の市道交差点はまだ回避することができず、
道は慢性的に渋滞していました。

そこでアンダーパスを一本化して、範囲内の全ての交差点を回避してしまうべく
2006年から工事が始まり、3年の歳月を経て以下のようになったわけです。



このように、国道12号交差点から国道36号交差点までの全ての交差点をくぐり抜けて
一気に進むことが可能となりました。
これで南北方向、東西方向の交通がほぼ完全に分離されましたので、
豊平方向から札幌方向へ通り抜ける車が楽になっただけではなく、
途中の交差点を利用する車にとっても混雑回避となります。
公称では改良までの所要通過時間は3〜4分、改良後は1分半とのことです。半分以下!

いやあ、便利になりましたね!


た・だ・し・!

この工事が始まった2006年から完成までの間、
創成川通はアンダーパスが閉鎖されたことで片側2車線で供用されてきました。
車線が通常の半分になったうえにアンダーパスが利用できない、
さらに工事のために仮道が頻繁に変更されて曲がりくねってみたりして
その混雑はとてもひどいものとなったのです。
それまで3〜4分で通り抜けていた約1kmに10分以上の時間がかかりました。
札幌商業地域の中心ということもあってその経済損失はかなりのものだったと思います。
そこに工事費の166億円を加算したぶんの"経費"を、果たして取り返せるのでしょうか?

加えて、現在札幌市の北東を大きくバイパスする
国道337号道央園連絡道路建設が進んでいます。
これが完成すれば札幌市に用事のない交通がそちらへ迂回することで
市内の交通が減少する効果が期待されています。
道央園連絡道路の完成はまだ先のことではありますし、
その効果は今回のアンダーパス一本化ほどは劇的なものではないでしょう。
しかし、今あえて大変な不便を強いてまでアンダーパス工事を行わずともよかったのでは?
普段道路建設にはとにかく肯定的な私ですが
こればっかりは書き留めておこうと思います。

尚、工事はこれで全て完了というわけではなく、
今後も道路の改良や以前アンダーパス間の地上区間だった敷地の公園化が行われます。
創成川は用水路として活躍した札幌の歴史上大変重要な川ですし、
札幌東西方向の住所の基準でもある重要な河川です。
それに親しめる公園ができるのはいいことだと思います。

なんにしても、混雑が劇的に緩和されるのは事実です。
完成した以上は有効に利用しましょう!

□創成川通アンダーパス連続化事業市民懇談会の足跡
□500人が歩いて見学 創成トンネルあす開通-北海道新聞
□札幌中心部を地下で結ぶ 創成トンネル開通 事業費166億円-北海道新聞
□創成トンネル:市民500人がウオーキング 24日の開通を前に
□創成川通アンダーパス連続化の概要(pdf)
[2009/03/24 19:58] 道路トピック | TB(1) | CM(2)

新佐呂間トンネル 開通! 

2009年3月14日午後1:30、国道333号新佐呂間トンネル(4,110m)が開通しました。
4,110mもの長大なトンネルであり、現時点で北海道第二位の延長を誇ります。


※太線で示したのが、今回開通した新ルート。左が佐呂間町、右手が北見市。

新佐呂間トンネルが建設されたのは、佐呂間町と北見市とを隔てるルクシ峠です。
ルクシ峠は急な坂道でカーブも多く、55mmの降雨で通行止め、
2001年には土砂崩れで二名がなくなるなど難所として知られている峠でした。
(新佐呂間トンネルはこの死亡事故をうけて2004年に着工されたものです)
しかし今回の新佐呂間トンネル開通によって一気に安全に通り抜けることが可能となります。
尚、新佐呂間トンネル開通以前のルクシ峠については
当サイトでレポートしておりますのでよろしければご参照下さい。
■国道333号レポート ルクシ峠区間

眺望にすぐれたルクシ峠が無くなってしまうのは残念な面もありますが、
佐呂間町側の峠手前にある展望台までは今後も開放されるようです。
これまで交通を支えてきたサロマトンネル(1,651m、1988年竣工)は廃止になると思われますが
ここまで長大なトンネルが廃止になるというのは北海道では珍しいのでは?
サロマトンネルもまだそんな古いトンネルではないだけにもったいない気もします。

特筆すべきは、新佐呂間トンネルが開通したことで
札幌から網走まで峠らしい峠を1つも越えずに
行き来することが可能となったことでしょう。
あとは旭紋道が一本に繋がれば札幌とオホーツクが一気に近くなるはずです。

しかし、新佐呂間トンネル完成までには忘れてはならない悲劇がありました。
2006年11月、佐呂間町若佐地区にあった工事事務所が竜巻に襲われ、
9名の工事関係者が亡くなったのです。
なくなられた9名のご冥福をお祈りさせて頂くと共に、
悲しみを乗り越えて工事を完遂させた関係者の皆様に敬意を表したいと思います。

□鹿島建設 新佐呂間トンネル建設についての解説
□北海道新聞 新佐呂間トンネル開通についての記事(web魚拓)
□北海道新聞 トンネル開通前ウォーキングイベントについての記事(web魚拓)
[2009/03/15 21:51] 道路トピック | TB(0) | CM(0)

大丈夫か?道東道! 

道東自動車道は札幌圏と道東地方を結ぶ計画の高速道路です。


(写真は道東道に建設中のホロカトマムトンネル)

2008年末のところ夕張IC-トマムICが未開通であり、
まだまだ本領を発揮できていないのですが
先行開業している十勝平野区間の交通量が極めて少ないと言うことで、
未完成ということを全く考慮に入れずに無駄な事業の代表格として
不当に非難されている不遇の道路でもあります。
しかし全面開通さえすれば交通量のかなりの増加が期待できると思われ、
早く開通して今まで道東道を叩いていた無知な輩をぎゃふんと言わせてやれ!と
個人的に最も開通を楽しみにしている道路です。

ところが!

2008年12月3日の北海道新聞に気になるニュースが掲載されました。
詳しくは以下のリンク先の記事を読んで下さい。

コンクリート不法投棄か 道東道占冠トンネル工事 盛り土から塊、破片(web魚拓)

要約すると、占冠トンネル工事で出た廃材を
隣接する盛土の中に混入していたということです。
当然不法投棄であるばかりか、高速道路の路盤ともなる重要な盛土の強度に
重大な影響が出る可能性があります。
11月に道新へ情報が寄せられ、それを元に掘り返してみると
コンクリ塊が出てきたというこですが
関係者からの内部告発だったのでしょうか。

さて、話はこれだけで終わりません。
続いて12月5日の道新に続報が掲載されました。

一部は隣接工区廃材か 占冠トンネル不法投棄疑惑 現場で不使用の金属管も(web魚拓)

なんと隣接する工区から出た可能性のある廃材も発見されたというのです。

こうなってくると他の工区にも調査の手は及ぶでしょう。
既に完了している箇所ももしかしたら工事のやり直しという事態が起るかもしれません。
もしそうなった場合、開通の予定に遅れが出ることもあるかもしれません。
また、既に開通している区間も何らかの調査が入って不思議は無いと思います。

今回問題となった占冠トンネルがある夕張IC-占冠IC間は2011年開通予定です。
更に、来年の2009年内には占冠IC-トマムICの開通も予定されているのですが
もしかしたらこの来年開通の区間にも影響が出るかも…?

どうか最小限の影響で済みますように。
この心配が私の取り越し苦労で終わりますように。
[2008/12/06 16:50] 道路トピック | TB(0) | CM(8)

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