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疑是銀河落九天 

天人峡羽衣の滝の紅葉を見てきました。
紅葉もちょうど見頃を迎えた頃だったでしょうか、大変綺麗な滝を見ることができました。



美しく彩られた羽衣の滝の艶やかな姿は、完全に水墨画の世界です。
この滝は本当に綺麗で、私はもう幾度も足を運んでいます。

さて、この羽衣の滝の展望台手前には以下のような解説を記した看板が建っています。

この滝は、明治三十四年頃発見され、夫婦滝と言われていました。大正七年(1918年)文人大町桂月がこの優れた風光を「千丈の懸崖雲上に連なり、懸崖欠くる処樋飛泉を掛く、相看てただ誦す謫仙の句、疑ふらくは是れ銀河の九天より落つるかと」と激賞し、羽衣の滝と命名したと言われています。

この、「疑ふらくは是れ銀河の九天より落つるかと」という言葉は凄いと思うんです。

大町桂月とは北海道を紀行文の形で広く紹介した文人で、
大雪山系に彼にちなむは桂月岳という山がありますし、層雲峡という名は彼がつけたものです。
件のフレーズについて解説は大町桂月の台詞として紹介していますが、実はこの言葉はもともと、
李白が巨大な滝を見て詠んだ詩にある言葉です。大町桂月は李白の詩から引用したのでしょう。
(李白:中国の唐王朝最盛期の頃の詩人。
マジ天才。ほんと半端ないもんだから詩仙って呼ばれちゃう。)

『望廬山瀑布』(廬山の瀑布を望む)
日照香炉生紫烟(日は香炉を照らして紫烟を生ず)
遙看瀑布挂長川(遥かに看る瀑布の長川を挂くるを)
飛流直下三千尺(飛流直下三千尺)
疑是銀河落九天(疑ふらくは是れ銀河の九天より落つるかと)

これは李白の詩の中では割と有名なものであり、
私自身も前々からなんとなく知ってはいました。
特に疑ふらくは〜については、面白い表現するなあと多少印象に残っていました。
それが初めて羽衣の滝を見たとき、実感しました。李白SUGEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEE!!!!!!

九天とは、天の一番高いところという意味です。
この詩から派生した"九天直下"という言葉があり、天上から地上へ一挙に落下するという意味です。
"急転直下"とはまた別の言葉ですが、急転直下は九天直下が転訛したものという説もあります。

疑ふらくは是れ銀河の九天より落つるかと。
なんと簡潔で奥深く、何よりも美しい文言なのでしょうか。
いと高い銀河の天から落ちてきたのではないかと疑ってしまうというこの言葉は
まさに私が羽衣の滝を初めて見た時の感想であり、しかし、けして私には紡ぎ出せない文なのです。


ああー!自分も絶景を見た時にこんなことを言えたらかっこいいのになあ。
李白すごいなあ。天才だなあ。その才能分けてくれないかなあ。だめだろうなあ。
…と、羽衣の滝を見るたびに私はちょっぴりの敗北感と悔しさを胸に抱いてしまうのです。


[2008/10/05 23:42] 雑記 | TB(0) | CM(0)

虻羅と大平の旧道 

天空開発が北海道にやってきましたので
先日、一緒に廃道探索してきました。
せたな町の通称"蝦夷親不知"こと虻羅トンネル旧道と、島牧村の大平トンネル旧道です。


虻羅トンネル旧道。夏の探索なんてするものじゃないですね。藪がもうね。
蝦夷親不知の名前は伊達じゃなかったですよ。


大平トンネル旧道の鷹の巣トンネル。とっても面白い内部構造です。

まあ、なんですか。こういう旧道を探索するたびに痛感するのは
長大なトンネルのありがたさです。もうね、景色とか味わいとかどうでもいいから
トンネルばんばんほっちゃえよ!と思ってしまうわけです。

近いうちにレポートにまとめようと思います。
廃モノとしては久しぶりの大物物件と言えるでしょう。


[2008/09/14 23:39] ドライブ | TB(0) | CM(1)

国道393号全通! 

本日2008年9月6日、国道393号赤井川村轟〜倶知安町大和間が開通しました。
待ちに待った開通ですね。うれしいことです。
果たしてどんな区間なのか?取り急ぎレビューをお送りします。



雨こそ降っていなくともどんよりとした微妙な天気でしたが、
倶知安側では開通30分前には既に長蛇の列ができていました。
13:00に開通すると、一斉に新区間へなだれ込んで赤井川村を目指します。



倶知安側、赤井川側共に線形は概ね良好で、特に急カーブらしい急カーブもありません。
ただし勾配は少々きつめですので、冬季はやや注意が必要かもしれません。
見通しも良好、追越禁止は赤井川側にそれほど長くないのが一箇所あります。
登坂車線や譲り車線といったものは用意されていません。
また、今回開通した区間では、倶知安側にパーキングエリアが一箇所ありました。



峠は全長2001mの樺立(かばたて)トンネルで抜けています。
これといって特徴のない、近年ありふれたタイプのトンネルです。
全体を通して景色は特にこれといったものはありません。ひたすら山の中です。

小樽〜倶知安間の選択肢が一つ増えたわけで、喜ばしいことだと思います。
国道393号は小樽の九十九折区間が難関ではありますが、
そこさえクリアしてしまえば稲穂越よりは楽で安全に倶知安へ行けるように
なったと思います。冬のスキーシーズンには有難いのではないでしょうか。
国道5号に集中していた交通が分散して余市近辺の渋滞減少も期待できるかも

とりあえずこんなところで。


[2008/09/06 21:23] 道路トピック | TB(0) | CM(3)

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